ヴァイオリン奏者 西野優子さんにインタビュー

本日はもはや恒例となってきた?インタビューコーナーです!
今年は11月17日(日)の演奏会で共演させていただくヴァイオリン奏者の西野さんにいろいろとお話を伺いたいと思います。

👉演奏会についてはこちらの記事を御覧ください。👈

ではまずは自己紹介からお願い致します!

西野 ヴァイオリンの西野優子です。このたび、ご一緒させて頂けることになり、とても嬉しく思っています。私は、新しい事を経験するのが大好きで、色々な楽器とのコラボや、現代曲などにも積極的に取り組んだりしていますが、フルートだけのアンサンブルとの共演は今回が初めてです。とても新鮮で、ワクワクしています!
私がヴァイオリンを始めたのは、5歳の頃です。実はそれより前、3歳からピアノを先に習っていたのですが、ある時テレビでヴァイオリンの演奏を見てから、どうしてもやってみたくなり、ずっとお箸でヴァイオリンを弾く真似をしていたそうです。しかも一年くらい!そこでさすがに、見かねた姉が 「ずっとお箸で真似していてかわいそうだよ。」と親に話してくれたのがきっかけで、ヴァイオリンを習うことになりました。

-とてもはやくから音楽に触れていたのですね。
今回、共演していただけることになった経緯をおしえていただけますか?

西野 ちょうど一年前、八王子市民文化祭の音楽芸術フェスティバルに、ゲストとして呼ばれ演奏する機会がありました。その際、ピアノで共演させて頂いたのが、河原先生でした。河原先生とご一緒させて頂くのは、その時が初めてでしたが、本当に楽しく、忘れがたいコンサートとなりました。そのご縁から、今年春のコンサート(メゾソプラノの大林智子さんと河原先生がなさっている「Stern Konzert」シリーズ)に出させて頂き、大田先生とも、そこで初めてご一緒に演奏をさせて頂きました。そして、今回のコンサートにお声掛けを頂いたのです。本当に嬉しい限りです!

-私達もこのような機会をいただけてとても嬉しいです!
私達のようなフルートオーケストラをバックに演奏することはあまりないと思うのですが、普段の演奏とはやはり違いがありましたか?

西野 フルートオーケストラとの演奏は、人生初です!どんな響きがするのだろうと、とても楽しみにして参りました。今回演奏するサン・サーンス作曲の「序奏とロンドカプリチオーソ」は、これまでにピアノ伴奏やオーケストラと何度か演奏したことあるのですが、リズムもスペイン風ですし、ヴァイオリンのソロがかなり自由に演奏する部分もあって、アンサンブルが非常に難しい曲です。しかし、そこはやはり、皆さん凄いですね。16分音符の速いパッセージなども、フルートならではの華麗な響きがして、とてもいいなぁと思いました。選曲の段階で、候補の曲をいくつか大田先生から伺ったとき、フルートアンサンブルと演奏出来るのなら是非この曲!と思って決めましたが、この曲を選んで本当に良かったと思っています。

-スプマンテもヴァイオリンとの演奏は初めて!とても楽しませていただいてます。
さて西野さんについてもっと知りたいです。十八番の曲などはございますか?

西野 そうですねえ、十八番というわけでは無いですが、私は情熱的な曲が好きです!
特にロマン派~近代にかけて。あとは、ジプシー系の曲も大好きです。普段、華やかな曲を演奏する事が多いのですが、メロディを演奏するなら断然moll(短調)の方が好きだったりします。

-カッコイイですね!今回の「序奏とロンド・カプリチオーソ」も短調の曲です。
次は普段、演奏に関してなにか習慣にしていることがあったら、教えていただきたいです。

西野 曲に対しての自分なりの感じ方を、大切にしたいと思っています。具体的には例えば、初めて取り組む曲を練習する場合、先ずは音に出してみて、音の響きから生まれるイメージ、というのを自分なりに感じるようにしています。人によっては、色々な文献を調べたり、様々な演奏家の演奏を聴いたり、前もって下調べをミッチリとしてから練習を始めるという方もいます。私の場合は逆で、音から来る第一印象、自分なりの解釈を始めに感じ取り、後から色々と資料を調べたり、CDを聴いてみたりします。そうすると、「そうか、やっぱり」「う~む、なるほど~」と思うことから、時には「あらま、見当違いだった!」みたいな事まで、色々と発見があって面白いのです。回り道のようですけれど、知識から入るのではなく、本能的な感覚から入りたいなと思っています。

-なるほど、あたらしい音との出会いを大切にしているのですね。
では最後に、今回演奏を聴きに来てくださる方へ一言お願いいたします。

西野 序奏とロンドカプリチオーソは、ヴァイオリニストなら誰もが弾きたい!と思う、名曲中の名曲です。オーケストラとソロの巧みな掛けあいは、ぜひぜひ注目して頂きたいところですね。皆様に楽しんで頂けますよう、心を込めて演奏をしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

西野さん、ありがとうございました!
本番まで1ヶ月を切りました。(はやい!)
残り少ない練習、中身を濃いものにしていきたいです。

 

 

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